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メンデルの法則 ⅳ

 

 やっぱ出た !!

茶♂ヘテロ×茶♀ヘテロから青が !!

 

 予想どおりという形で、北の瑠璃の「青」は教科書にものっているメンデル通りの遺伝をすることがほぼ明らかになりました。

 

( 左の個体は生長すると青くなります。)

 

 2013年に初めて繁殖に成功した翌年には青色遺伝の仕組み解明に着手しました。意図的に「青×茶」で茶のヘテロ個体を作出し4歳になった昨年秋、「茶♂ヘテロ×茶♀ヘテロ」が3ペア、「茶♂ヘテロ×青♀」を3ペア準備しましたが、初産でもあり実際に孵化までこぎつけたのは3ペア、孵化数も各5~10匹程度でした。

 

( 両親、♀は交配の際に両ツメ負傷。)

 孵化後2週間で母親を隔離し稚ザリをそのまま集団飼育、1ヶ月後水槽リセットを兼ねて3令に育った稚ザリを回収・カウント。「茶♂ヘテロ×茶♀ヘテロ」の子、11匹中3匹が青くなる特長を持っていました。

 

 他の2ペアを含め、8月下旬にまとめの続報予定です。

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コメント: 2
  • #1

    碧い彗星 (日曜日, 12 8月 2018 21:34)

    こんにちは、やはり生まれてきましたか。
    おめでとうございます。これで、固定化や血の問題は、クリア出来そうですね。茶から生まれてくるのも、かなり熱いものが、ありますね。タイゴーストの様な進化?があるのでしょうか。ブリーダーの裾野が広がらないとキツそうな気がしますが。
    とりあえず、種の保存と、生息地の回復を願っております。頑張ってください。

  • #2

    北の瑠璃 (木曜日, 16 8月 2018 16:54)

    碧い彗星様 コメントありがとうございます。
    ルーペの中に青くなる特長を確認し、心の中で叫びましたネ。
    こんな教科書どおりの遺伝をするということは、北の瑠璃の「青」はたった1個の因子により決定されているということです。まだ事例が少ないので来年も同じ実験を続けると同時に、公的機関での追試を計画しています。
    一方、ネット上の画像には北の瑠璃とは明らかに特長の異なる青個体も見られますし、白や黄色もいます。モザイクのような模様のあるものもいます。ご指摘の通りブリーダーの裾野が広がれば、色々なことが実現していくのではないでしょうか。