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展示水槽・ⅰ

 

 室蘭水族館の展示水槽です。ニホンザリガニの青色変異個体の繁殖に成功、この時(2013年)生まれた個体が40mm超となったので、今年は常設展示に挑戦中です。

 北海道とはいえ冷房設備のない館内展示コーナーでの長期展示には工夫が要ります。

 

 1)長い巣穴を好きなだけ掘れるように

 2)青い美しい全身を観察できるように

この矛盾する二つの要求を同時に実現するために、水槽内の左上に「稚魚ケース」をセットしました。

 稚魚ケースの個体は常時照明を浴び餌も十分ではないので、2週間ごとに選手交代です。一方、巣穴を掘っている個体は開館期間中通して同一個体(♂)の予定です。

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コメント: 2
  • #1

    碧い彗星 (水曜日, 10 8月 2016 10:35)

    こんにちは、素敵な展示室ですねなんとか見に行きたいんですけどねー。私も、冬季だけでいいから、写真のようにわらわらと、集団飼育を眺めてみたいものです。

  • #2

    北の瑠璃 (金曜日, 12 8月 2016 23:29)

    碧い彗星様こんばんはー
     水槽の下部に掲示した5枚の写真のことでしょうか?
    左上のこの写真は、「青×青の子が全て青くなった」ことを示すために撮ったもので、「青」の遺伝について何もわかっていなかった当時としては、なかなか気合の入った懐かしいものです。稚ザリのうちは、ノーマルであってもかなり「青っぽい」ものがいたり、この「北の瑠璃」の個体群も「誰が見ても青い」と言えるようになるのは2歳・TL30mm位になってからです。