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こんな所にも

 雪解けが進んで、陽だまりではフクジュソウの花も見られるようになりました。ニホンザリガニの生息地はおもに湧水や小さな沢です、日陰になる場所が多いので、北海道南部でもまだほとんど雪の下です。

 

 斜面の住宅地の外れ、小さな駐車場です。削ったのり面の小さな浸み出しに「砂だんご」が見えます。ヴァージンウォーターが有れば、ニホンザリガニはこんな所にも生息します。昔から、子ども達の遊び相手=獲物でした。

 まだ夜には氷点下、外側の水は凍りますが、浸み出してくる地下水の温度は+5℃です。

 

 北海道南部の一例では、年間の地下水温は5~17℃、日々の気温変動の影響を受けることなく緩やかな季節変動を示します。最低温期は2月~3月上旬、最高温期は8月上旬です。

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コメント: 2
  • #1

    kです。 (火曜日, 15 3月 2016 17:03)

    以前、8月くらいに電話でお話しをさせていただいた者です。お久しぶりです。
    今月12日に採取したブルーが産卵したのですが食卵をしてしまいました。ここまでの手間が今年は意味のないことになり残念です。同じ水系のオスが死んでしまい、メスの大きさに合う雄はいません。
    元の水系に戻すのが正しいのかもしれませんが引っ越しをしてしまい、飛行機つかわなければ行けなくなりました。kitanoruriさんに譲りたくなりましたが
    水系が違うと繁殖しても放流できないですよね。。今期をどうするか悩んでおります。

  • #2

    北の瑠璃 (水曜日, 16 3月 2016 21:20)

    kさん
     しばらくです。
    そうですか、食卵ですか。何が原因なんでしょうネ。
     日高山脈をはさんで、道東と道南では別種と言えるほどにDNAに違いがあるという、北大の小泉逸郎先生の研究もあります。大きな♀は大切にする方が良いかと。
    また、交接は意外とサイズに差があっても成立するようです。